春の世話
期間、1月〜4月ごろ
注意する病気、うどんこ病、灰色かび病、炭そ病
注意する害虫、アブラムシ
マルチング
1月の下旬〜3月にイチゴは休眠からさめます。
1月の下旬から3月と言うのは、地域、そして品種によって違いますので、様子を見ながらしてください。
マルチングは寒冷紗同様しなくてもいいですが、したほうが良いというものです。
寒冷紗と比べて、こちらのマルチングのほうがやったほうが良いです。
最大の利点はイチゴの実が土につかないと言う点です。
イチゴを英語にするとストロベリーとなります。このストロはワラのことで、昔、イチゴの実をワラをしいて育てた所から来たそうです(異説あります)。イチゴの実が土につくと汚れたり、そこから腐ったりします。
そのほかの利点として、
乾燥しにくい。
地温が上昇する。
黒ポリフィルムでマルチングすると雑草が生えないなどがあげられます。
特に注目したいのは地温の上昇です。
露地栽培で宝交早生を育てる場合があるのですが、マルチングしない状態だと収穫できる期間が短くなる可能性があります。
そこでマルチングすると地温が上昇し、収穫期間を伸ばすことが出来ます。
また、マルチングすると地温の上昇により開花が早まります。
開花が早まると言うことは収穫期間が早くなると言うことです。
イチゴが開花したころにアブラムシは出てきやすくなります。また暖かくなると灰色かび病、炭そ病などなりやすくなります。
マルチングすると暖かい期間が短くなり、病気になる可能性が少し低くなります。
マルチングの注意点
マルチングすると地温が上昇します。
休眠は温度が上がることによりとけます。そのため休眠がさめる前にマルチングすると休眠が中途半端に解けてしまう可能性があります。休眠が早くとけるとうまく実が作れなくなります。
また、マルチングするさいは葉が下にもぐりこまないように注意してください。
もし、もぐりこんでしまうと病気の巣になってしまう可能性があります。
マルチングする前に二回目の追肥をします。
マルチングする前に枯れ葉などを全部摘み取ります。くれぐれも休眠がさめた後に行ってください。
水やり |
土の表面が乾いたら、からマルチングしてしばらくたったころから1日1回ぐらいにします。
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基本編
・イチゴを始める時期
・育てるのに必要な道具
・育てるのに必要な道具A
品種編
・育てやすい品種
→宝交早生
→女峰ととよのか
→ワイルドストロベリー
病害虫編
・
イチゴの病気
→うどんこ病
→灰色かび病
→炭そ病
→萎黄(イオウ)病
→そのほか
・アブラムシが原因の病気
→すす病
→ウイルス病
・ イチゴの害虫
→アブラムシ
→ハダニ
→コガネムシ
→そのほか
・ 実を食べに来る生物
→実を食べに来る生物
用語編
・イチゴ栽培で使われる用語
→ イチゴ栽培で使われる用語
収穫までの世話
・秋から冬の世話
→苗の植えつけ方
→秋から冬の世話
・冬から春の世話
→冬の世話
・春の世話
→マルチング ・春の世話
→ 花の世話
→ 収穫
収穫後のイチゴ
・イチゴの活用方法
→ジャム
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