宝交早生
昭和35年に兵庫県農業試験場で生まれた品種です。
【とよのか】が生まれるまでは栽培が盛んであった品種です。
宝交早生は味よし、育てやすい、までは来るのですが、実が柔らかく配達しにくい、と三拍子そろえることが出来ませんでした。
しかしながら、配達の必要の無い家庭菜園では味がよく育てやすい所から人気が高いです。
宝交早生の特徴
・炭そ病、うどんこ病に強く、露地栽培をすることができる。つまりプランター栽培などでは病害虫がほかに比べて少なく、最も育てやすい品種ともいえます。
・冷涼な気候向けだが、暖かい地方でも栽培される。
・休眠からさめるための低温要求量が多い。
(イチゴは冬、5℃以下の所に一定の期間おかなければいけません)
・露地栽培の開花時期は4月前後なのですが、秋、冬に開花することがあります。
暖かい地方だとこの可能性が高くなります。(不時出蕾現象)
・ランナーの発生量が多い
・ イオウ病に弱い
・ 果実がやわらかいが美味しい
・果実はやや小ぶりだけどたくさん収穫できます。
イオウ病
宝交早生の弱い病気『イオウ病』イオウ病は萎黄病と書きます。これはイチゴの葉が奇形になり、小さくなり黄色に変色し枯死します。
気温の高い時期に発生しやすいです(夏)。
なんだか怖そうですが、24℃以上でなりやすくて、15℃以下ではならない(なっても軽い)と聞けば少し楽になると思います。
原因に土壌汚染もあります。 (連作)
ということで、冷涼な地方でイオウ病はなりにくいので宝交早生がお勧めです。
どんな被害になるのか、ちょっと文では分かりづらいかもしれません。写真はこちらのサイトさまがお勧めです(ひと目でわかる花と野菜の病害虫(大阪府園芸植物病害虫図鑑)
灰色かび病・萎黄病 )
宝交早生(ほうこうわせ)
あまり名前を聞かない品種だと思います。
宝交早生は実がやわらかいため、イチゴの販売はなかなかされません。しかし、味が良く、病気に強く育てやすいことから家庭菜園では好まれる品種です。宝交早生は冷涼な気候で育てるのに適しています。暖かい地方でも育てることはありますが、年内に花を咲かせやすくなったり、イオウ病になりやすい、低温要求量が多いなど嫌なことがあります。
|
|
基本編
・イチゴを始める時期
・育てるのに必要な道具
・育てるのに必要な道具A
品種編
・育てやすい品種
→宝交早生
→女峰ととよのか
→ワイルドストロベリー
病害虫編
・
イチゴの病気
→うどんこ病
→灰色かび病
→炭そ病
→萎黄(イオウ)病
→そのほか
・アブラムシが原因の病気
→すす病
→ウイルス病
・ イチゴの害虫
→アブラムシ
→ハダニ
→コガネムシ
→そのほか
・ 実を食べに来る生物
→実を食べに来る生物
用語編
・イチゴ栽培で使われる用語
→ イチゴ栽培で使われる用語
収穫までの世話
・秋から冬の世話
→苗の植えつけ方
→秋から冬の世話
・冬から春の世話
→冬の世話
・春の世話
→マルチング ・春の世話
→ 花の世話
→ 収穫
収穫後のイチゴ
・イチゴの活用方法
→ジャム
|