イチゴを始める時期

園芸店にイチゴの苗を買いに行っても、枯れかけた苗があるだけの時があります。
イチゴの苗は年中あるわけではなく、春と秋に売りに出されます。

と、行っても家庭菜園のジャガイモのように春に植えて夏前に収穫。秋に植えて冬前に収穫と言うわけにはいきません。春に植えても、秋に植えても次の春に収穫と言うことになります。

春と秋の違いは、春は苗を作るために育てる。秋は収穫のために育てると言う点でしょう。
春に購入した苗からは次の春にイチゴの実は収穫しにくいです。春に買った苗は夏にランナーと言うほふくする茎から新しい苗を作り、これを育てて収穫します。

秋に売りに出される苗はこの苗です。
だいたい1つの苗から2〜3つの苗を作ることが出来るのでなれた人は春から育てます。
しかし、手間がかかり、イチゴの病気と害虫は春、夏に多いです。
そのため薬剤の使用・・・・という話になり、初心者の方にはお勧めできません。

秋から始める場合は病害虫は比較的少なく、冬は皆無といっていい状態で春に収穫できるのでお勧めです。


イチゴを始める時期


季節は2つあります。
それは春と秋です。


  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
1年目                        
2年目                        

ピンクは春の世話。薄緑色は共通の世話になります。
春は3月ごろに苗を購入し、その苗を育てます。と言ってもこの苗からは収穫することは出来ません。(出来にくいです)
しばらく育てているとランナーと言うほふく茎が出てきます。これは地面に向かって生えていき、土の中に入るとそこから根を出します。 そのランナーを切り取ったものが新しい苗になります。この新しい苗からイチゴの実を収穫します。



秋に売りに出される苗はこの新しい苗です。 これを購入して秋から始めるわけです。 単純に見て、春から始める方が手間がかかることが分かります。 しかし、それだけではないのです。

2つの季節のうちあまりお勧めできないのが、春です。 なぜ、お勧めできないと言うとイチゴの病害虫は春、夏に多いからです。
お勧めは秋です。
イチゴの病害虫は比較的少なく簡単に育てることが出来るからです。
秋から始める場合は苗を9〜10月ごろに園芸店から購入します。
春の世話ででてきたランナーから出来た苗はこれに当たります。

秋から始める場合の注意点


秋から始める場合の注意点は購入時期です。 もし始まる時期が11月になると、園芸店などでは外で売られていることが多いので、
冷たい風で葉が痛んでいる可能性があります。
また根が張らず、寒さにやられたりや干害の被害にあう可能性も高くなるのでご注意ください

北海道の場合は少し早く9月の上旬ごろ苗を購入して始めます。
九州の場合は反対に少し遅く10月の中旬ごろ購入して始めます。


でも、本当に今始めていいのかな? とちょっと不安になるかもしれません。
その場合は広告をチェックしてみてください。

『イチゴの苗入りました!!』冷やし中華ではありませんが、
イチゴの苗は人気があり園芸店が入荷した場合必ず広告に載ると思います。
あなたの家の近くにある園芸店では、その地方にあったイチゴの苗を、その地域にあった時期に販売しますので
安心して始めることが出来ます。

 

基本編
イチゴを始める時期
育てるのに必要な道具
育てるのに必要な道具A

品種編
・育てやすい品種
宝交早生
女峰ととよのか
ワイルドストロベリー

病害虫編
イチゴの病気
うどんこ病
灰色かび病
炭そ病
萎黄(イオウ)病
そのほか

・アブラムシが原因の病気
すす病
ウイルス病

・ イチゴの害虫
アブラムシ
ハダニ
コガネムシ
そのほか

・ 実を食べに来る生物
実を食べに来る生物

用語編
・イチゴ栽培で使われる用語
イチゴ栽培で使われる用語

収穫までの世話
・秋から冬の世話
苗の植えつけ方
秋から冬の世話

・冬から春の世話
冬の世話


・春の世話
マルチング
・春の世話
花の世話
収穫

収穫後のイチゴ
・イチゴの活用方法
ジャム

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