苗の植えつけ方

ここは9月の下旬ごろから10月の中旬ごろに始める秋のイチゴの育て方です。







購入
イチゴの苗は9月の終わりごろから10月中旬ごろ園芸店などで売りに出されます。
値段は200〜300円です。
一緒に、プランター(最低でも深さ15センチ以上、20センチぐらいのものが最適)、野菜用培養土、鉢底石、緩効性化成肥料を買ってきます。

普通は10月の上旬から中旬ぐらいに植えつけますが、北海道では少し早く、九州では少し遅くにしたほうがいいと思います。


植えつけ方
プランターに鉢底石を入れて、その上に土を入れます。
イチゴはランナーの逆側に実をつける性質があります。その性質を利用して収穫しやすい向きにあわせて苗を植えつけます。
イチゴの向きを合わせると太陽の光に当てやすくなります。(イチゴの実が赤くなるのには5℃以上の温度と、栄養と、日光が必要です) 芽が出るところ(クラウン)が土に当たらないように植えます。
ランナーが見当たらない場合は、実をつけたい側に少し傾けて植えるとそちら側に実が出来るそうです。

イチゴの苗はどちらかと言えば浅く植えます。
深く植えた場合はうまく芽がでてこなくなります。逆に浅く植えすぎると寒さや、乾燥でやられます。 クラウン(芽が出るところ・成長点)が見える程度に浅く植えつけてください。

2つ、3つ苗を植えたい場合は20〜30センチほど間を開けて植えつけます。根がはれる場所がないと、 『成長』 『つける実の量』 『味』 などが悪くなります。

植えつけて1週間から10日ぐらいは水をこまめに与え(朝、晩の、2回ぐらい)根を張らすようにします。これは根を張らせ寒さと乾燥に備えるためです。
その後水やりは徐々に控えていきます。イチゴの苗に水があたるように水やりをすると倒れたりするので細いジョウロで当たらないように与えるのがよいと思います


ポイント
もし、苗を買うのが遅れ、寒い季節になると根があまり張らなくなり寒さや乾燥で苗がダメになってしまう可能性がありますのでご注意ください。
また、園芸店は外で売っている場合が多いので、寒風で苗が弱っている場合もあります。あと、売れ残る苗は原因(食害、病気など)がありますのでご注意ください。

置く場所

場所は日向がいいです。北風が当たるところはイチゴの苗を傷つけますので要注意です。

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このころの注意点 窒素欠乏症⇒寒害や乾害うけやすい。苗が弱々しく、根が張っていない。紅葉が早いです。でも、肥料を多くすると苗が傷つく時があります。 秋から始める場合は、苗を買うときクラウン(茎)の太いものを選び、植えつけてから水やりをしっかりして根っこを張らせたらこの心配はいらないと思います。

 

HOMENEXT

収穫までの世話 苗の植えつけ方秋から冬の世話冬の世話マルチング 、春の世話
花の世話収穫ジャム

基本編
イチゴを始める時期
育てるのに必要な道具
育てるのに必要な道具A

品種編
・育てやすい品種
宝交早生
女峰ととよのか
ワイルドストロベリー

病害虫編
イチゴの病気
うどんこ病
灰色かび病
炭そ病
萎黄(イオウ)病
そのほか

・アブラムシが原因の病気
すす病
ウイルス病

・ イチゴの害虫
アブラムシ
ハダニ
コガネムシ
そのほか

・ 実を食べに来る生物
実を食べに来る生物

用語編
・イチゴ栽培で使われる用語
イチゴ栽培で使われる用語

収穫までの世話
・秋から冬の世話
苗の植えつけ方
秋から冬の世話

・冬から春の世話
冬の世話


・春の世話
マルチング
・春の世話
花の世話
収穫

収穫後のイチゴ
・イチゴの活用方法
ジャム